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道路を走る新幹線 最新型新幹線N700系を豊川市日本車輌からJR東海浜松工場へ輸送する(2008.12.25) そもそも「本の雑誌(2008年11月号)」の対談が出色だったのよ。<出版界「鉄人」座談会/鉄道本オールタイムベスト23はこれだ!>というタイトルで、お鉄の人であり、鉄ちゃん&鉄子でありの、つまり鉄人が座談会でその道のベスト本を決めるというもの。何故ベスト23なのか?既にここから拘りが始まってるんだよ。何の数字か解りますか?大手民鉄16社とJR7社を足した数字なんですって。 一口に鉄人と云うなかれ。写真を撮り続ける「撮り鉄」。その中でも走ってる電車を狙う人、廃車を狙う人、保存車両を狙う人、と門外漢から見ると果てしなく細分化されてるとしか思えない拘りぶりが開陳されてるのだった。本題はベスト本選び。しかし、何故この本がベストなのかつーのは、本人の立ち位置によって違ってくるじゃんね。そこをキッチリ押さえてのセレクトってのが凄い重要とあたしは思ってるの。まったくお鉄じゃないあたしでは、残念乍らこの対談に参加している人の濃さまでははかれないんだけど、うっかり鉄道本を読みたくなった時は指針にさせていただくわん!この人たちがそういうなら騙されてもいい。と感嘆する内容だったんですの。鉄人のマニアックさと熱気にノックアウト! まぁね、実はあたしも「乗り鉄」の素養はあるかもだ。国内の珍しいのは二俣線時代の蒸気機関車に乗ったくらいなんですが、アラスカ鉄道のフェアバンクス→アンカレッジ。デナリ→アンカレッジ。バルディーズ→アンカレッジ。を制覇。名物のフラッグストップ(荒野で旗を振ってると列車が止まってくれる)も体験してるし、北京→ウランバートルも制覇。これは国境越えがあるじゃんね。中国とモンゴルではレールの幅が違うんだけど、この切り替えを列車に乗ったままドスンと行うんですよ。結構時間がかかったけど面白かった。どちらも沿線の景色は抜群で、特にアラスカ鉄道は何度でも行きたいほど気に入ったのさ。他にもスイスの山岳鉄道に乗りたい! さて、お隣の豊川市に日本車輌を持つこの地は、出来たての新幹線を浜松市の車庫まで運ぶ通過地点。徹夜明けで、うっかりその光景に遭遇してしまい幻覚かと思った・・・なんて逸話も聴かれる土地柄なんですの。いいなぁそんな風に遭遇するなんて。深夜労働は得意だけど、深夜徘徊はしないので、あたしに偶然は通用しない。そんなチャンスは無いだろうと思ってたんですよ。だがしかしどこに幸運があるか解らないもんですねぇ。常々お世話になってるお得意先さまのご担当者であるSさんが、ある日「昨晩撮影した面白い写真を送ります」と新幹線の陸上輸送の写真を添付してくれたんです。
凄い!あそこ(豊橋駅からほど近い守下の交差点)の交差点じゃん。うんざりするような歩道橋なのでチャリ族の私はできるだけ避けるようにしてた場所を新幹線がめっきり引きずられている。道路を移動してるよ!見慣れた景色がいきなり異空間。こんな近くでそんな事が起こってるなんてずるい。と思いましたね。チャリで簡単に行ける距離だってことで、けなるさ百万倍。(けなるいって方言ですか?そうですか。羨ましくて、悔しいというような意味) その後ちゃんと話を聞いてみると、新幹線はただいま新型車両を作ってるとかで、まだまだ何両か運ぶんですって。1日に2両づつ運んでるそうなんですよ。人気は断然先頭車両と最後尾車両。やっぱ、真ん中の車両より先頭あっての新幹線ですよね、単なるミーハーとしては。おーそういう事なら次なる機会は出動したい。そそくさと、Sさんに情報をチクっていただく手配をするあたし。「今度の先頭車両はいつだ?」お得意先さまとか云ってるワリには気軽にねだったりしてね。 Sさんは、もう7〜8回参戦してるんですよ。日記にお鉄と書いたら、「僕は違う」と反論してきたので、ここにその旨を記しておきましょう。その道はなかなか厳しいので本人が違うというなら、それはそれ。でも周りから鉄分入ってると疑われているそうなんですけどね。何度もチャレンジするのは「今度はもっと良い写真が撮れるんじゃないか、もう少し極めたい!」だそうです。ふふふ、充分撮り鉄の素養あるように思うけどなぁ。 今回、初めて浜松までオッカケしてみた感想はどないだ? 「行く先々で面白いポイントが有るし、浜松側もギャラリーは結構多くて盛り上がりました。でも、JRの基地へはトレーラーの頭からあっさり入ってしまい、拍子抜けな部分もありました。16号車ならバックで時間をかけて納車されると思います(配列の関係で?)。ともかく道中から最後まで楽しめました。」 と、先読みする発言が飛び出した。ひょえ〜充分コアじゃんか! 浜松まで何台くらいオッカケしてたの? 「数は把握できない。途中のコンビニからついて来る人などもいたし・・・」 そうなんですよ、Sさんとは守下の交差点で合流したんだけど、彼は豊川の日本車輌前から付いてきてて、他にもそうだろうと思われる人々が大勢いた。 あたしはチャリで守下にかけつけて、ラッキーな事にすぐに先発の2号車がやってきた。きゃー来た来た。練習を兼ねてパチリ。うむむ、難しい。歩道橋の上には数人のギャラリー。一人っきりじゃないから浮いてないし、深夜でも怖くなくてほっ!豊川日本車輌前に陣取っていたSさんから「○○分に先頭(1号車)が出発した」と伝令が。携帯は有り難いのう。すかさず約束していたカメラマンの川澄さんにメールを送る。「爆睡してました!」と返事。近くに住んでるのは解ってるから「まだ間に合うよ!!」と魔のお誘いメールで追い打ち。その間に歩道橋の上にも下にもギャラリーがじわじわと増えてきた。ご近所まるだしのラフな服装の方やお年を召した方、キッズ、撮り鉄として年季が感じられる方などなど。30人は超えてた筈。さすが先頭車両。深夜2時でこの人気、侮れません。皆さんどこから情報を入手するんでしょうか。そろそろかしら?ちょとさぶいなぁと思ってると、めちゃめちゃ良いタイミングで川澄さん到着。準備OK?あら主役の新幹線もやってきた。ってな感じ。 ショーの始まり〜!! ファンファーレが鳴るワケもなく、牽引車がすーっと登場。で、新幹線の先頭の姿が見えると、すごーい!と、写真撮らなきゃで、いきなり大興奮。ライトアップされてはいないんだけど、そこだけ燦然と輝いてみえるの!Sさんが話しかけてきても気もそぞろ。めくるめく光景に圧倒されてました。大きな交差点なのですが、トレーラーに引かれた新幹線はさすがに長い。とてもゆっくり曲がるんですよ。だからシャッターチャンスはそこそこ有ります。でも、気持ちが高揚してるからかあっという間の出来事だったなぁ。警備の人はとてもテキパキしてて手慣れてる。ギャラリーにも優しいの!これはポイント高いのよ。オッカケの世界ではピリピリした警備員の態度にむかついてつい戦闘状態になったりして無駄なエネルギーを使い、気分をそがれたりするのだ。でも、ここではただ「事故が起きないように見守ってる」というスピリットがひしひしと伝わってくるの。大切な新幹線を安全に運ぶという使命感に支えられてるんでしょうか。何より熱心なギャラリーがいる事に慣れてます。鉄道への愛情ですかね、お鉄の世界の濃さを感じさせていただきました。まさに、登場した瞬間から、異空間に迷い込んだよう!!幸せなひとときだったよ!! 川澄さんは「撮影に関しては納得いかないです。やっぱり。修行不足。なにより鉄道に対する愛情が全然足りんですね。機会があれば、ぜひリベンジしたいです。」と大いに刺激された様子。そうか、プロでも圧倒されるんだとちょと安心。では、当日の戦果をご覧ください! Sさんからはとても沢山のお写真をご提供いただきました。キャプションもね。選ぶのに迷った〜。折角なので出発からゴールのJR東海浜松工場まで網羅。川澄さんも有り難う!自分の想い出が素敵なお写真によってより鮮明な記憶として残ることでしょう。感謝感謝! [重]
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